創作とモチベーション


 創作活動は、同じ目標でも創作者ごとに異なったカラーがつけられるから面白い
 そうなると作り手の数・バリエーションというのは多岐に富む方が良い
 だからこそ一つ一つの創作に全力を傾けてほしい
 低いモチベーションのまま作られた創作物には、受け手だけでなく作り手も満足できなくなってしまう危険性がある
 そうすると次の創作に対する意識までも削いでしまうことになるかもしれないから


自分が某音楽サークルで経験した事実と絡めると、"一回一回の演奏会で完全燃焼をする"ということ。
演奏は生ものであるがゆえ、(技術的なものや緊張感など)同じモノは2度とは再現できない。
そこで自分達の持てる全ての音楽性を提示して初めて、聴きに来ていただいたお客様とのコミュニケーションが成立していたから。
逆に半端な状態で行った演奏ならば、お互いに良い印象をもてないことが多くなるだろう。


以前雑考で、創作は作り手と受け手のやり取りが楽しいというような考えを出した。
そのやりとりが良いものとなりその後に繋がるものとするためには、作り手と受け手が
それぞれに必要なモチベーションをもてるかどうかにあるかもしれない。
受け手は「純粋に創作物を楽しむ姿勢」を、
作り手は「創作を楽しみ、そして創作物の中に自己(の色)を十二分に表現する姿勢」を、
これらを見失わないようにしていくべきなのかもしれない。もちろん自戒も込めて。