桜

今回の雑考ネタは"桜"について、ということで東方関連では既に語り尽くされた感のあるお題になってしまった。


桜の語源として一つの説に、「さ(穀物の神)+くら(神座)=さくら(神の宿る場所)」という説がある。
また他方では、神話で出てくる大山祗神の女・木花之開耶姫(おおやまつのかみのむすめ・このはなのさくやひめ)が宿る木であり、
その名前の開耶(咲くや)が転じてさくらとなった、という説もある。
このように桜には神が宿るという考えは古くから存在しており、桜は霊魂と自ら結びついていったのかもしれない。
民俗学者柳田邦夫が「桜は祖霊を招く木」という考察を与えている。


東方妖々夢では、西行寺幽々子が封印されている西行妖。彼女の力は"死を操る程度の能力"。
そしてプレイヤーキャラとして現れた十六夜咲夜、彼女の登場は必然だったのかもしれない。
十六夜咲夜の咲夜は開耶、西行妖という桜を咲かせ、散らすために西行妖のもとへ。
そして凍りついた幽々子の時を動かすために……。


桜は咲くから美しい、そして散るから美しい。
そして弾幕も……?


追記:"さくら"という歌はオペラ・蝶々夫人に挿入されているらしい
   蝶といえば・・・・・・幽々子