二次創作活動

正直おなじ作品を基にしているとはいえ、二次創作となる以上
創作者間の認識の違いというものが多分に出てくると思われます。
そこで、一番一次創作に近いzun氏の見解というのは一つの方向性を与えていることは事実でしょう。


ただし、だからといって必ずしもそれに縛られる必要性はないように思えます。
あえてそういう見解とは異なったものを出すことも、"if"を楽しむという観点からすればきちんと成立するはずですし。
(しかし、設定についてどこまでを"if"とし新たな概念を導入するか、ということが問題なような気がします。)


"公式設定に則した"創作と"ifを楽しめるような"創作、両者に二次創作という観点での本質的な優劣はないと考えています。
ただ、どちらを目標にして作っているのかを明確にしない限り、作り手側の意図は受け手には見えてこないのではないのでしょうか。
(そして、創作者の意図が必ずしも受け手にに伝わるとは限らない、ということも留意しないといけないかも)


創作物を通じて、作り手サイドと受け手サイドのやり取りが存在し、それに何かを見出しているから創作活動をする、
実はそれが忘れられているんじゃないかと今回の一件で微妙に心配になってみた。