シンデレラケージ 〜Kagome-Kagome

呪詞"懐古封印 ― Kagome-Kagome"

 かごめかごめ かごのなかのとりは いついつでやる

絡み行くは朽ちし葉の色に 染まりゆく小さき篭目の
その中には何を忘れたのか? 誰ぞ知る過去に想いし夢を

行き過ぎる季節と月日の さざ波にその身をゆだねる
この揺り篭に流れし旋律 我も知る友と遊びし遊戯に

 かごめかごめ かごのなかのとりは いついつでやる
 よあけのばんに つるとかめがすべった うしろのしょうめんだあれ

草笛の音(ね)鳴り響く原の 懐かしき景色と香りに
我が幼少の姿かさね探すは 在りし日に置き去りし心の欠片
   (B.C:かごめかごめ かごのなかのとりは かごめかごめ いついつでやる
      よあけのばんに つるとかめがすべった かごめかごめ うしろのしょうめんだあれ)
     
今を歩むこの血に流れし 永久(とわ)に変わらぬ思い出を
この胸に抱き我を照らせよ 夜(よ)に浮かぶ蒼白き御珠(みたま)と共に

 (かごめかごめ かごのなかのとりは かごめかごめ いついつでやる)
いざ解き放て記憶の篭目を 高らかに古(いにしえ)の呪文(ことば)紡ぎぬ

 かごめかごめ つるとかめがすべった うしろのしょうめんだあれ

                                                                                                                                                                                                      • -

はい、ついにやってしまいました。作詞ネタでございます。
永夜抄の世界観から連想される「懐かしさを前面に押し出した詞」というコンセプトで作詞しています。
お分かりのとおり「(篭の中の)姫=(自分自身の過去の)記憶」を中心にすえてしまいました。
なので、ゲームの直接的な描写は一切なかったりします(汗)
(なお、B.C=Background Chorus だと考えてください)


1ループ分しか歌詞を乗せていませんが、もともとの曲が同形のフレーズを繰り返す構造になっているので、
各節が独立しているとも取れなくもないでしょうか。
童謡の「赤とんぼ」と同じような扱いだと考えてください。
(しかし、本当はこれ以上展開する術を持っていなかっただけだとも言う……)
最後はリズムから外れることを覚悟で、かごめかごめの結びの句にしてしまいました。


歌詞の使用に関しては自由に使っていただいて構いません。
元となった楽曲(音楽)自体の扱いは従来のガイドラインに従ってください。
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